FLATSTONE's Blog

ギター好き中年のモノローグ

ブレードランナー2049観た

事前に長過ぎる上映時間が気になって、あまり観に行くモチベーションは無かったんですが、観に行きました。

前作から35年経過しているので、当然、観るほうはそれなりに期待感はあったのですが、結論から言うと、「印象に残らなかった」です。 ただ、続き物としては整合性はあり、「地味なストーリー」と「物語への参加者が非常に少ない戯曲の様な映画」という点は共通してたかなぁと。

やっぱり、1982年に2019年の未来譚を語った前作と、2017年に2049年の未来譚を語った今作とではインパクトが全く違う訳で、派手なシーンがあまり無い、本来なら印象に残らない「静」の映画を、映像によって強烈に印象付けた前作は出来が良かったんだと改めて思いました。

多分、引合いにだされるであろう、スターウォーズとの比較で言うと、エピソード7が何故あれほどヒットしたかと言えば、それは、旧3部作の色合いを濃く残しながら、新しい要素を組み込む事に成功したから。ブレードランナー2049には新しい要素が無いわけじゃないけど、前作のインパクトの殆どを占める映像に於いては、35年のブランクが殆ど無い。どうせ、2022年に大停電で起きて物語的なリセットが起きるんだから、「2019年的な光景」じゃなくて全く違う「2049年的な光景」を作ってくれれば、全く違う評価になったろうになぁ。

オリジナルの「ブレードランナー」は機会があればまた観るとは思うけど、「2049」の方がもう観ないだろうなぁ。